Tekkon Kinkurito
2007.01.16
鉄コン筋クリート
監督/マイケル・アリアス
先月、この映画の試写に応募したら当選し、喜んでいたら、なんと知らせが届いたのが当日で行けなかった。あまりにも悔しくて観に行かないことにしようと思ってたんだけど、やはり気になって行ってしまった…。
かなり前に、原作者、松本大洋の熱狂的ファンから、こんな作品がある、と原作漫画のファンが作ったショートムービーを見せてもらった。原作のタッチとは違い、キャラがコミカルにしてあったけど、あれはあれで綺麗でスピード感あってよかった。これを作った人は本当は映画にしたかったんだけど予算かなんかの関係でできなかったんだよ、という裏話も聞いたが、その念願がやっと叶ったのが本作品らしい。随分時間がかかったけど、それだけジュクセイされて美しい映画が実現しました。
どのシーンも如才無く凝っていて美しいです。日本のアニメ映画を見るにつけ、あまりにも質が高いので、後に続く人達は相当なプレッシャーを強いられているんじゃないかと思う。これは伝統的(?)な二次元アニメとはまたちょっと違い、わざと輪郭をセピア調にしてあったり、回想のシーンで水彩絵本のようなタッチに変わる、など、ヨーロッパのアートアニメと日本の二次元アニメが合わさったような手法で新鮮でした。びょんびょん飛び回るクロとシロを追っかける音楽もマッチしていて良い。声優たちも上手くて驚いた。特にシロ役の
蒼井優
。ただのロリ向けアイドルかと思って馬鹿にしててゴメン(←?)。
随所に原作に対する愛を感じるのですが、ちょっと、…長い。同じシーンが繰り返し出てきたりするので、(感情を出すためにわざとやってるのかもしれないけど)ちょっとクドイところが多かった。もっとサクサク話が進んだほうがスピード感があっていいのに。好みなのかな。雰囲気自体は原作を損なうものではないけど、なんでかクロとシロの顔が可愛いく感じないのも気になった。
とにかく凝った映像なので、また何度か見返したらその都度また発見がありそう。
● 関連サイト
www.tekkon.net