SPIDER-MAN 2
2004.08.22
スパイダーマン2
監督 /サム・ライミ
サム・ライミ監督本領発揮。前作では興行作品だから無難に抑えておこう、という気配り(?)を感じてしまい、サム・ライミといえばグロと下世話と最高にくだらないベタなギャグ、という印象を持っていた身にとっては、無難に面白かったものの、物足りなかった。
今回はあんまり我慢してません。だから前作よりもずっと良かった。ストーリーも、昔ながらのヒーローものにありがちな、マンネリでもヒーローが永遠に格好良いヒーローでなければならない、という固定観念を覆し、平凡な青年だった主人公がヒーローとしての責務と、本来の自分としての人生との狭間で葛藤し、とても人間くさい、リアルな悩みでスランプになって、猿も木から落ちるけどスパイダーマンもビルから落っこちます。しかも落ちて「腰がぁ…腰がぁ…」とうめくシーンがあるんだけど、主演のトビー・マグワイアは腰痛もちなんだそうです。
主人公のマヌケぶりをリアルに描いていて、何かとベタに笑えるジョークで全編コーティングされており、一人でツボに入ってゲラゲラ笑うシーン多数。
SFX やCGシーンは前にも増してスピード感とクモ感が増強しており、すかっとしますが、戦闘シーンが多いのに、一度も死体や血がでてきません。ここはやはりわざとばっさり抑えたのでしょう。続編も(同監督とキャストが手がけるなら)楽しみですが、我慢しないで、もっとグロい作品になっても個人的には大歓迎。悪役の首がふっとんだりするくらいならいいんじゃないかな?
●参考サイト:
SPIDER-MAN 2
公式サイト