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The Exorcism of Emily Rose
2006.03.24
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Emily Rose
エミリー・ローズ
監督/スコット・デリクソン

予告編で見かけて、題材が面白げで、かつ実話と聞いて興味を惹かれました。ホラー映画のように宣伝してたけど、ほとんど裁判劇。

現在の日本だったら神父は論争の余地も無く有罪でしょう。実際、カルト宗教の教祖が殺人罪で有罪になる、というそっくりな事件がありました。彼女が病気だったか否かというより、神父がエミリーの意思を尊重し、誠実を尽くして接したというところが大きいと思う。個人的には、やはり彼女は病気だったろうと思っていますが。責められるべくは、医学を否定していたわけではないのに、素人判断で薬をやめさせてしまったことだろうな。

今でも、お払いや祈祷は身近なものだし、結局自分自身も、医者にも見放され、心も体もいうことをきかず、逃げ場のない苦境に陥ったら、結局いきつくところは信仰になると思います。人間が人間である限り、どんなに科学が発達しても、見えない力を否定することは誰にもできないだろうと思います。
とは言え、実際自分や身近な人に悪魔や狐や霊が憑いたと確信してしまったら、お払いだけでなく、病院にもちゃんと行こう。

興味深いのは、憑いてる悪魔達にちゃんと名前があって、自分で名乗るところ。ちょっと宗教上の文化の違いを感じました。日本が舞台だったら、古語で「汝は『実朝』・『家康』・『武蔵』・『歌麿』・『信長』・『頼朝』。一人に在らざる。御きつね様の使い也」とか言うんだろうね。

せっかくお話が面白いのに、演出が超シンプルで、SFXを含め、音楽以外は全然凝ってないです。弁護士が、家にいる時、毎日同じTシャツを着ているのが気になってしょうがなかった。神父がこだわっていた裁判での証言も証拠品も、自分がカトリックじゃないせいか、別に衝撃でもなんでもないし、喚問もありきたりなものです。でも不思議と退屈することはなかった。エミリーや神父の人柄が感じられれば感情移入もできるのですが、登場人物の人柄が紹介されるシーンも一切なし、裁判の行方だけを追います。判決も弁護人の態度も中庸すぎてはっきりしませんが、とても公平で気に入りました。人によっては白黒はっきりしないから気持ち悪いかもしれませんけど。同じ事件を題材に、ドイツでも「Requiemレクイエム」という映画になっているそうです。

● 英語勉強ついでに 「ほんとうのエミリー・ローズ」 というサイトの冒頭を訳してみました。
エミリー・ローズのモデルとなったのは、1952年9月ドイツ生まれのアンネリーゼ・ミヒェルという、ごく普通の女の子。1968年、彼女は自分の意思に反して、身体が勝手に動くという経験をする。精神科では重症のテンカンと診断された。毎日熱心に祈りを捧げるようになった彼女は、徐々に自分の体に悪魔が住んでいると確信するようになり、医師に訴えるが、彼らは彼女の助けにはならず、エミリーの両親は司祭を通じ悪魔払いを依頼する‥。
●参考サイト:www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/

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