予想に反して面白かった。この監督の映画を1本でも観ればすぐわかるように、彼はどう贔屓めにみたって変態なので、あんま積極的に観に行く気はしない。
相変わらずマゾヒスティックで変態ですが、ニコール・キッドマンのイメージから主人公を設定したというせいか、前作「
ダンサー・イン・ザ・ダーク」の様なうっとおしいまでの自己犠牲からくる悲壮感とか同情の念みたいのはあんまり感じない。思ったんだけどこの監督の作品は主演女優の人間性を彼がどうとらえているかってことからできてくるんだね。
前半寝てる人もいたけど私は特に3時間長いとは感じませんでした。閉鎖された環境での人間達の集団意識が産む醜さっていうストーリーはちょっとヒッチコックの「鳥」、ルイ・マルの「五月のミル」、そしてにっかつロマンポルノを彷彿とさせたりする(?)。
お話の構成とか展開、ナレーションいい。最後のパパとのやりとり、よかったな。