名作と言われてはいるけれど、個人的にはちょっとどうかと思っている作品。
これは観る前に原作を読んだことがあったのが敗因(?)でした。映画と原作を比べるのはナンセンスだとわかってはいても、あのラストはべたべたすぎるんじゃないでしょうか。
オードリーは文句なく可愛らしい!
オードリーの可愛らしさを堪能するにはうってつけですが、映画としては凡作だと思います。オードリー主演の映画は 「マイ・フェア・レディ」 と 「シャレード」 以外はほぼ同じような印象を受けました。言ってしまえばオードリーの魅力を見せる為のアイドル映画と言うか‥。
原作がとてもよかったので、よけいにそう思うのかもしれません。主人公の
「僕」 は叶わない恋とは知りつつも、ホリーの底抜けの奔放さに惹かれずにはいられず、最後、彼女は読者の予想どおり、「僕」 の前から忽然と姿を消し、主人公はそんな彼女に複雑な心境ながらも、その自由さが彼が彼女に惹かれた所以なのだ、と彼女との思い出に想いを馳せます。‥と、これが原作での一番主要な内容なのですが、映画では一度失踪したホリーが、最後
「僕」 の元に戻ってきてしまうのです。クライマックスあたりからイヤな予感してたのですが、降りしきる雨の中、やっぱりあなたがいなきゃと言わんばかりに主人公の胸に顔を埋めるホリーはそんなのホリーじゃない。
日本人への露骨な差別的描写があり、当時の外国から見た日本人の印象を表しています。