レンヒェンのひみつ
2005.06
ミヒャエル エンデ / 著 池内 紀 / 訳
エンデの物語は全部読んだ気でいたんだけど、図書館で未読のこの絵本をみつけました。
ききわけの悪い両親を、レンヒェンが魔女の魔法で罰をあたえるおはなし。挿絵もおはなしも児童書にしては哲学的というか雰囲気がちょっと変わっていますが、大人でも子供でも面白い内容だと思います。
思春期の子供の目線では、そうそう、うちの親も勝手なの、と思えるし、子供のいる親も、うちの子もレンヒェンみたいに言うことをきかないきかん坊、‥でも自分の思春期を思い返せばみな同じ気持ちを抱えていたものだ、と共感できるでしょうね。
魔女は両者の間にたって、でも命令するわけではなく
「きめるのは、おまえだ。わたしじゃない。」
と娘レンヒェンの意思を促します。
魔女の島の情景や魔法をかけられた両親の描写がシュールレアリスティック。絵も独特です。