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2006.05.23 |
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ララピポ
奥田英郎 / 著
「イン・ザ・プール」の伊良部シリーズが面白かったので、図書館で借りてきました。
リクエストしてから順番が廻ってくるまで一月以上待ちました。最近人気のようで、今も同作家の「ガール」をリクエスト中ですが、もう二月程順番待ちです。
最近はネットで図書館の蔵書の検索・予約・待ち状態まで確認できるので、ほんとうに便利ですね。また、図書館をよく利用するようになりました。都内の大きい図書館だと漫画も置いているようなので、時間つぶしにはもってこいですね。
伊良部シリーズも本作も、テンポも良く読みやすいので、あっというまに一冊読み終わります。笑えるのを期待してたんだけど、登場人物がリアルにイタイ人ばっかりだし、自分も思い当たるフシがあるので、特に、一番最初のフリーライターはすっごいイヤな気持ちになって読むのやめようかと思った…。といっても、エロ部分じゃなくて、フリーランスの現状が…。
エロ描写が多いので、エロいの苦手な人にはおすすめできません。でも官能的なわけではなく、コミカル。あまりにも情けない人たちばかりなので、ひどすぎて笑える箇所アリ。作風は明るいのに、全般ネガティブなんで読後感は正直良くない。「考えるだけ無駄か。泣いても笑っても、どのみち人生は続いていくのだ。」(本作より)と言うのと、「人生って、本人が思ってるより、良くも悪くもないもんですね」(『女の一生』モーパッサン)ってセリフは、まったく同じことを言ってると思うんだけど、捉え方が正反対ですよね。私は、できるなら、誰もがあたりまえのことに喜べる人を理想としているものだと思いたい短絡的な理想主義だから、わざわざネガティブなベクトルに乗っかっていく人は気持ちが悪いです。
たぶん著者は、フリーライターと、強迫神経症の経験があると思う。主要人物に自由業・ライター・神経症ばっかり出てくる。笑 ちょっぴりワンパターン。でもシドニィ・シェルダンなみにああああっという間に読んじゃうので、これからもっともっと人気がでそう。
● ララピポ 著/奥田英郎 幻冬舎 |
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