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2006.08.26 img
蛇にピアス蛇にピアス
金原 ひとみ / 著

面白くないことないんですけど、全体的に微妙。

さっぱり共感できない、やたらと安易に人が死ぬ(殺す)、主要人物3人は俗世を見下しているが、そのくせ、「神になりたい」とか「つき合うんだったら結婚を前提にな」とぬかしたり、麒麟など神秘的なアイコンに曳かれたりして価値観は至って凡庸。全体的に若気の至りめいたストーリー。セリフも青くて笑っちゃう箇所あり。

最近10〜30代前半にボディピアスや刺青(おしゃれ刺青は「タトゥー」と言うらしいが、興味無い者からすればどれも同じである)ならいざ知らず、『身体改造』という身体に傷をつけて模様を描いたりするのがはやっているようで驚く。一生モノだから、よく考えてやってね。私は保守的でつまらない人間なのかな…?と感じながら読みました。そういう自傷アートに興味のある人にはバイブルになるかも。

芥川賞をとったことで目についた作品だから、自然に期待してしまって、いまいちに感じるのかも。もし完全に無名な作品だったら、評価は「すごくいい」になるような気もしますが。でも大きな賞を受賞するほどではない。短くて易しいので読書が苦手な人におすすめできます。

そういえば、この本も、同年に賞をとった「蹴りたい背中」も、装丁のイラストが酷いですね。まさか著者が自分で描いたのか…?


● 蛇にピアス  著/金原 ひとみ
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